2008年11月23日日曜日

ワークショップを終えて

年に一度の一大行事、サイエンスアゴラでのワークショップが昨日開催されました。

私は、その準備段階をを含めて活動をブログに記録する係なのですが、去年と今年のサイエンスアゴラを比べると、圧倒的に今年の方が書きにくい(結局ほとんど書けず。。。)。どうして、去年は書けて今年は書けなかったのかというと、去年はグループの中心にはいなくて、動いていることを眺めたり茶々を入れたりする立ち位置だったのに対して、今年はグループの中心にいるから、なんです。

実行し、かつ論じ発信することは、非常に難しい。

私たちが、今年のワークショップで挑戦したのは、まさにそこでした。「動き出した二つの輪:"科学者コミュニケーションの未来図"」というタイトルで、自分たちの取り組み・考えを論じた訳です。

理想に酔ってみたり、不平不満を言ってみたりすることはできる。ただ、それを発信したらどうなるか?ものすごく不評を買うことは、目に見えている。

このように、難しい題材を選んだ私たちの挑戦は、若さゆえの向こう見ず、かもしれない。少なくとも実施を決めた時の私には、見えていなかった。


議論を重ねるうち、「状況を客観的に分析すること、そして実体験に根差した主観を自らの言葉で語ること」それらの相乗効果に期待しよう、と考え始めました。

会場に何を投げかけるのか。
それがずっと議論になってきました。
「葛藤しつつ進む自分たちの姿を見せる」
という小寺リーダーのまとめの言葉、まさにそれが最終的に私たちが投げたもの、だったのだと思います。
確実にフィードバックはありましたし、もうちょっと時間が経って初めて分かる成果もあると思います。

ともかく、私はいまとても達成感に浸っています。

個性と主張の強いメンバーのまとめ役を見事にこなした小寺リーダー、
直前まで話題提供者として議論の準備をしていたにも関わらず、急遽ファシリテーターとして全体の流れを作るという大役を鮮やかに果たしたおいでくん、
敏腕編集者ぶりを発揮してすばらしいポスターと資料を作ったみやたけくん、
パネリスト兼配布資料のデザインにきらりと光るセンスを見せた平沢さん、
一緒に議論を重ねてきたパネリストのみなさま、
様々な角度から議論に建設的な貢献をした0to1メンバーのみなさま、
陰でずっとみんなを見守って支えていた横山さん、
当日会場に来て下さった方々、

ほんとうにどうもありがとうございました!!お疲れさまでした!!

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